JFE鋼板 建材総合カタログ
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屋根・壁の室内側表面温度(屋根・壁裏面温度)が室内の露点温度を上回っていれば結露は発生しません。(図3)室内の温度分布は部屋の上部、下部、中央部、隅部で異なり、部屋の形、空気の流れ、空調の有無、換気条件等によっても異なりますが、一般の計算ではこれらの条件は無視しています。熱の移動については、開口部、熱橋部(ヒートブリッジ)、冷橋部(コールドブリッジ)など、建築材料以外の要素が大きく作用します。下記の要因、施工の良否により屋根・壁の断熱性能が大きく左右されることがあります。① 開口部・隙間開口部等があると空気の流れにより熱移動が生じ、断熱性能は大きく低下します。しかし開口率が大きいと換気効果が上がり、結露には安全である場合もあります。② ヒートブリッジ・コールドブリッジ通常、一般部より目地部や付属部品(タイトフレーム、垂木、金具等)やファスナー部からの熱の移動が多くなり、場合によっては、それらの部位に表面結露(局部結露)が生じることがあります。③ 平均U値上記の①及び②などの熱欠陥を含めた屋根・壁材の断熱性能を平均熱貫流率(平均U値)として検討する必要があります。また、熱欠陥部の要因や施工の良否により断熱性能が大きく左右されます。1.結露の判定αiθiQ: 室内設定温度 (℃): 熱貫流量 ( W/㎡ ): 室内側熱伝達率θsi :室内側表面温度(℃)の算出室内における結露の判定 θsi : 室内側表面温度 (℃) θd: 室内露点温度 (℃)…結露しない※ Q=U・(θe -θi) は断熱計算のページを参照※ αi=10とします(断熱計算のページを参照)θi :室内設定温度(℃)の設定  【※設計事務所等が設定】室内では上部が高温となり、結露には安全サイドとなるためです。Hiφi: 室内設定温度における飽和水蒸気圧(mmHg): 室内設定湿度 (%)θd :露点温度(℃)の算出【※ 設計事務所等が設定】※ 湿り空気線図 (表3) より求めますhi が飽和水蒸気圧となる温度(θd: 露点温度)を湿り空気線図 (表3) より求めます2. 開口部等の影響AA-1BABA -1θsi>θdQθsi =θi +αiαiU・(θe -θi )=θi + hi : 室内水蒸気圧 (mmHg)の算出hi = Hi ・ φi(図1)温度分布の例外気表面温度θso外気温θo【室内側に断熱材を入れた場合】室内表面温度θsi室温θi外気表面温度θso室内表面温度θsi外気温θo室温θi【断熱材がない場合】報情術技145技術情報結露計算技術情報

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