JFE ジンク

特長

  • めっき厚は薄~厚まで揃えており、材質も一般材からハード材、絞り材まで幅広い対応が可能です。
  • 環境対応商品(クロメートフリー)もメニュー化しております。

特性

断面構成

耐食性(腐食に強い理由 / 化成処理)

亜鉛めっき鋼板が腐食に強い理由

鉄に亜鉛めっきを施すと図1のように、万一めっきが損傷しても電気化学的に亜鉛が鉄より先に溶けて、鉄の腐食を防止する“犠牲防食作用”が生じます。
また、亜鉛の溶出によって生じた亜鉛の水酸化物被膜が鉄の表面を覆い、鉄を保護する役目を果たします。
亜鉛めっき鋼板の素地は、こうして錆から守られています。

亜鉛めっき鋼板の耐用期間は、
ご使用環境 亜鉛付着量 化成処理
などの条件によって、差異が生じます。
一般に、亜鉛付着量が多いほど赤さびに至るまでの時間は長くなり、耐食性に優れます(図2)。

注)データは塩水噴霧による促進試験評価結果です。

化成処理(クロメートフリー)

亜鉛めっき層が大気中に暴露されると、大気中の酸素・水分と反応して、水酸化亜鉛(白さび)を生じます。
炭酸ガスが存在する場合、水酸化亜鉛は塩基性亜鉛(白さび)に変化します。

化成処理被膜は、これら白さびの発生を防止・軽減します。
化成処理を施すことによって、亜鉛めっき鋼板の耐食性はより一層向上します。

亜鉛めっき鋼板のご使用環境による耐用期間への影響例を図3に示します。