JFE鋼板 ガルフレックス
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●めっき層の大部分を占めるアルミリッチ相は、表層の保護被膜により●アルミリッチ相の間に網目状に存在する亜鉛リッチ相は、犠牲防食作用により鋼板を錆から守ります。●網目状の亜鉛リッチ相が腐食した空間を、アルミリッチ相の酸化生成物が埋めることで、めっき層の腐食進行が0(軟)めっき層鋼板アルミリッチと亜鉛リッチの複合構造めっきです。これがバランスよく作用し、高耐食性を実現します。■ めっき層構造と防食メカニズムGLは、アルミリッチ相と亜鉛リッチ相とが網目状に混じり合っためっき構造になっています。酸性雨や塩分に対して高い耐食性能を示し、鋼板を錆から守ります。抑制されます。〈めっき層断面構造〉■溶融めっき層のマイクロビッカース硬度(荷重10g)の高さからカラーGLが広く使われています。カラーGLは高い耐食性を持ちますが、めっき層が硬いという性質もあり、屋根材のような厳しい加工でも耐久性を持続させるためガルフレックス®仕様が開発されました。を加工して成型品を作ります。その際、耐食性住宅・非住宅で金属屋根・壁を使用する際、鋼板を加工して成型品を作ります。その際、耐食性150(硬)■保護被膜(表層)■酸化生成物■亜鉛リッチ相■アルミリッチ相合金層(Fe-Al-Si)※マイクロビッカースとは硬さを測定するための試験方法の一つ。ダイアモンドでできた硬い物質を被試験物に押し込み、その時にできるくぼみの面積の大小で硬度を測ります。嵌合作業する場合は、ガルフレックス®仕様にするとカラーGLより作業しやすく、きれいに仕上がります。鋼 板04ガルフレックス®仕様(GL鋼板)50カラーGLの優れた防食メカニズム〈防食メカニズム〉■嵌合作業嵌合作業〈成型例〉プレーゲルGL鋼板100硬度(Hv)10μmめっき層めっき層軟質化軟質化カラーGLの防食メカニズム

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