JFE鋼板 建材総合カタログ
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124技術情報3-1. 耐火建築物と準耐火建築物耐火建築物 …屋内や周囲で火災が発生した際に、火災が終了するまで延焼せず、建物が倒壊するような変形や損傷が起きない建築物のことをいいます。準耐火建築物…屋内や周囲で火災が発生した際に、容易に延焼や倒壊しない建築物のことをいいます。3-2. 地域と規模による建築物の規定建築物の規模が大きければ大きいほど、より高い防耐火性能が要求されます。建築基準法では、建築物の大きさは階数及び床面積で表されます。以下の表は、地域別における規模の違いによる建築物の規制を示しています。3.建築物2.延焼の恐れのある部分■防火地域の建築物■準防火地域の建築物■22条地域の建築物 22条地域 (知事または市町村長が決定)・屋根は不燃材料でつくる、または葺く・木造建築物の外壁で延焼の恐れのある部分は、 準耐火性能基準に適合する構造※防火地域、準防火地域、法22条区域の屋根は、国土交通大臣が定めた構造(不燃材料など)※防火地域、準防火地域の飛火試験適合品(DR)※22条区域の飛火試験適合品(UR)隣接境界線から道路中心線から建築物相互の中心線から1階…3m以下の部分2階以上…5m以下の部分【除外部分】防火上有効なものに面する部分  ・公園・広場のような空き地、  ・川・海のような水面  ・耐火構造の壁のようなもの 等道路中心線瓦ぶきモルタル塗装飛び火試験UR飛び火試験DR飛び火試験DR耐火建築物とするもの地階を除く階数 4以上のもの延べ面積 1,500m2を越えるもの耐火建築物または準耐火建築物延べ面績 500m2を越え1,500m2以下耐火建築物、準耐火建築物または準防火地域の木造3階建て建築物地階を除く階数3のもの(500m2以下)木造建築物(階数が2以下で500m2以下)外壁・軒裏 延焼の恐れのある部分は防火構造屋根 不燃材料開口部 延焼の恐れのある部分は防火設備準耐火建築物OK延べ面積100m2以下で、1.2階のもの木造OK50m2以下の平屋建の附属建築物“外壁や軒裏は防火構造とする”原則は耐火建築物鉄筋コンクリート屋根金属サイディング(認定品)金属屋根道路中心線隣接境界線隣接境界線3m3m5m5m延焼のおそれのある部分防火地域(都市計画で決定)100㎡以下100㎡超3以上耐火建築物に限る2耐火建築物または準耐火建築物1延面積階数(地階を含む)準防火地域(都市計画で決定)500㎡以下500㎡超1,500㎡以下1,500㎡超4以上3耐火建築物、準耐火建築物、または一定の技術的基準に適合する建築物耐火建築物または準耐火建築物耐火建築物に限る2木造建築物でもよい(一定の防火措置が必要)1延面積階数(地階を含む)

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